ガス床暖房のつかい心地と効果。メリット・デメリットについて
Contents
ガスの暖房機として有名な「床暖房」。
実際のつかい心地は?効果は?
メリット・デメリットと共に
解説していきます。
①ガス床暖房って何?
※リンナイHPより引用
床暖房とは、床下に特殊な管を通し
その中を熱源機で温めた低温のお湯を通します。
お湯によって温めた管が、床下を温めることで
管が敷き詰められた床全体が温まる暖房のことです。
②床暖房のメリット
・空気を汚さない
床暖房は熱源を燃焼によって得ているのではなく
給湯器で温めたお湯で温めています。
以上により、排気等で部屋の空気を
汚すことがありません。
暖房器具に必要な、定期的な換気も不要です。
風が無くホコリを舞い上げることがなく
体にも優しい暖房器具です。
小さな子供・お年寄りのいる家庭に
特にお薦めです。
・低温やけどの心配が少ない
電気ヒーターの床暖房は、
床、体や座布団など、接している面に
熱がこもり高温になることがあります。
これが低温やけどを引き起こすことがあります。
ガス床暖房は、お湯を流すことで熱源を得ているため
温度が42℃以上にはなりません。
以上の理由で低温やけどになる可能性は
極めて低いと言えます。
・経済的
必要な時だけガスを燃焼させることで
お湯を一定温度に保つためガス料金が経済的。
ガスで温めた温水が熱源なので
電源を切った後も余熱の暖かさが続きます。
・ガスなので立ち上がりが早い
温水で熱源を得ている床暖房は、
ガスなので温まりが早い。
ガス給湯器の強みであると言えます。
※リンナイHPより引用
③床暖房の種類
■床暖房の種類
Ⅰ.ガス温水式(上記説明)
Ⅱ.電気ヒーター式
Ⅲ.電気温水式
<電気式>
・電熱線ヒーター
→発熱体の熱線部分に電気を通して発熱する方式
・カーボン式
→発熱体がカーボン(炭素繊維)のヒーター方式
PTCヒータ
・→自己加熱抑制機能を持ち、ムダな発熱を抑える方式
蓄熱電気ヒーター
→深夜電力を利用しヒーターを暖め、蓄熱材に熱を溜め込む方式
「詳細」
電気式はヒーターで床を温めることで
暖房として機能しています。
<電気温水式>
・ヒートポンプ
・エコキュート
・エコウィル
「詳細」
ヒートポンプ/エコキュート/エコウィルで
お湯を沸かし、お湯を熱源とする暖房スタイル。
④ガス床暖房のメリット/デメリット
■メリット
・電気式に比べランニングコストが安い
・温水で最高温度高く、輻射熱効果で部屋全体を暖める
・暖丸までが非常に早い
■デメリット
・電気式に比べ初期設置費用が高い
<詳細>
広さや種類により変わりますが
初期設置費用(本体代+リモコン+工賃)で
500,000~1,000,000円
温水パイプは30年程の寿命だそうですが
給湯器(熱源機)は〜15年ほど。
メンテナンス費用も気になるところです。
④まとめ
非常にクリーンで優れた
暖房機能を持つ「床暖房」。
快適な暖かさを得るためには
少しハードルもありそうです。
「実際に使ってみて」
個人的に自宅で使っています。
ガスはプロパンガス使用です。
岐阜県の冬場はマイナスに
冷え込むことは珍しくありません。
ですが床暖房をつけているだけで
他の暖房器具なしで過ごせるほどの
効果がありました。
冬場にありがちな乾燥も
床暖房では心配ないので
非常に過ごしやすかったです。
肝心のガス代ですが、
正直思ったほどではなかったです。
1ヶ月のガス代が8千円くらい。
毎日床暖房を使用してもです。
思ったより安くないですか?
寒冷地方ですよ!
余熱で暖かいので
点けては消してを繰り返して
節約しました。
個人的には非常にお薦めです。
あとがき
杉半では各ガス機器取り扱いがあります。
取扱は各社カタログ記載商品全てです。
ご用命の際は、弊社ホームページ、お電話にてご注文下さい。
<取扱メーカー>
ガス:リンナイ/パロマ/ノーリツ