ガス給湯器の寿命。故障・不具合の原因と症状、対応策について
Contents
突然壊れ本当に不便になるものが
ガス給湯器。
寿命と故障・不具合の原因と
症状、対応策について解説していきます。
①給湯器寿命と故障・不具合の原因
■給湯器設置場所(戸建)
※インターネットより引用
図から見てわかるように、
戸建の場合、給湯器は
家の裏などにに設置されていることが
非常に多い。
壁掛にされているタイプと
床に置くタイプの主に二つが存在します。
■給湯器設置場所(集合)
※インターネットより引用
主に玄関から出た横に
取り付けられることが多い。
■給湯器の設置場所と寿命の関係
①給湯器本体正面から障害物への距離
給湯器は内部のバーナーを温め
それによってお湯を作り出しております。
バーナーを使うという事は、
燃焼が生じ二酸化炭素などが排出されます。
排気口と障害物の距離が十分に取られていない場合
十分な排気が行なえず、機器の中に
滞留してしまう事があります。
排気を逆流して機器に戻ることが故障・不具合の
一つの原因です。
②排気カバー位置
※インターネットより画像引用
排気カバーとは、給湯器の排気の方向を
矯正する部材の事を言います。
排気口から障害物まで距離が
とれない場合などに設置します。
排気カバーを取り付けることによって
機器本体の給排気が正しく行なわれます。
このことが給湯器の寿命を延ばすことに
繋がります。
③配管カバー位置
※インターネットより引用
給湯器には様々な配管が繋がっています。
例えば、吸水であったり、ガスであったり・・・
これらの配管をむき出しにしておくと
当然腐食が進むなど故障の原因に繋がります。
見た目をすっきりさせるだけでなく、
腐食防止・更には凍結予防につながります。
④給湯器設置場所による雨の影響
給湯器も電子回路が組み込まれた機械。
いくら防水処理をしているとはいえ
長い年月雨にさらされると
寿命が短くなることがあります。
②給湯器の寿命を長くするためのコツ
■入浴剤をあまり使わない
おいだき機能付きの給湯器は
浴槽内のお湯を再度給湯器に吸水し
温め直して浴槽に戻すことで
おいだきをしています。
給湯器は水(お湯)が吸水され温めることが
機器の大前提となっているので、
配管は当然、水(お湯)が通ることが想定されています。
入浴剤のなかには硫黄などを含んだものがあります。
おいだきの際、入浴剤成分を含んでいるお湯が
配管を通ることで配管の腐食を促し
これが故障・不具合の原因になります。
■循環装置の定期的な清掃
お風呂を沸かすために給湯器には
循環アダプター呼ばれる装置が付いています。
循環アダプターは、配管にゴミや髪の毛などが
入っていかないよう、入口にに
フィルタがついています。
機器へのごみ侵入を防ぐため、
フィルタの網は非常に細かく
掃除をこまめにしないとすぐに詰まります。
このフィルタが詰まった状態で
おいだきを行なうと循環がスムーズに行われず
機器に負担をかけることになります。
定期的な清掃が給湯器の寿命を伸ばします。
■給湯器に使う水の質
通常給湯器は水を温めるように出来ています。
しかし地方などでは井戸水を使用している
御家庭も多く存在します。
通常の給湯器に井戸水を吸水して使うと
給湯器はわずかな時間で壊れることになります。
井戸水には通常の水道水と異なり
カルシウムが多く含まれている場合が多く
配管内に蓄積されていきます。
これが故障の大きな原因になります。
給湯器には水道水以外は使用しないようにしましょう。
井戸水対応の給湯器も発売されております。
井戸水を使われる方はそちらを使用してください。
③まとめ
給湯器の寿命は大体10年程だと言われています。
無論使い方によって変わってきますが、
平均をとると10年ほどで間違いないと思います。
これはおいだき付給湯器の中に
酸化した水を中和する中和器が付いています。
これは炭酸カルシウムというもので
酸化した水を中和器に通すことで
外に排水していいレベルまで中和します。
この炭酸カルシウム装置の寿命が約10年。
ここから給湯器は10年くらいが寿命だと言われています。
単価がはる給湯器。
少しでも長く使いたいですね。
関連記事:
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あとがき
杉半では各ガス機器取り扱いがあります。
取扱は下記各社カタログ記載商品全てです。
ご用命の際は、弊社ホームページ、お電話にてご注文下さい。
<取扱メーカー>
ガス:リンナイ/パロマ/ノーリツ
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